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直線の方程式 — 傾き・切片形から一般形へ


動機: 「直線を式で表す」とはどういうことか

直線とは「同じ傾きで並ぶ点の集まり」です。傾き \( m \) と y 切片 \( n \) が決まれば \( y = mx + n \) でその集まり全体を1本の式で表せます。

「直線上の任意の点 \( (x, y) \) が満たす条件」を式にしたものが直線の方程式です。


傾き・切片形 y = mx + n

傾き \( m \) の意味は「x が 1 増えると y が \( m \) 増える」ことです。y 切片 \( n \) は \( x = 0 \) での y 座標です。

点 \( (x_1, y_1) \) を通り傾き \( m \) の直線は、点傾き形で表せます。

$$ y - y_1 = m(x - x_1) $$

2点 \( (x_1, y_1) \), \( (x_2, y_2) \) を通る直線の傾きは、

$$ m = \frac{y_2 - y_1}{x_2 - x_1} \quad (x_1 \neq x_2) $$

この \( m \) を点傾き形に代入すれば2点を通る直線の方程式が得られます。


垂直線 x = a の特殊ケース

\( x_1 = x_2 \) のとき、傾き \( m = \frac{y_2 - y_1}{x_2 - x_1} \) の分母がゼロになり、傾きは「無限大」で定義されません。この直線は \( y = mx + n \) では表せません。

この直線の方程式は単純に \( x = a \)(定数)です。「x 座標が \( a \) である全ての点の集まり」という意味です。


一般形 ax + by + c = 0

一般形を使うと垂直線を含む全ての直線を統一的に表せます。

\( b \neq 0 \) のとき、一般形から傾きを取り出すには \( y \) について解けばよく、

$$ m = -\frac{a}{b} $$

となります。


直線の方程式の図


まとめ

形式 方程式 傾き 適用場面
傾き切片形 \( y = mx + n \) \( m \) 傾きと切片が既知のとき
点傾き形 \( y - y_1 = m(x - x_1) \) \( m \) 点と傾きが既知のとき
2点形 \( y - y_1 = \frac{y_2-y_1}{x_2-x_1}(x - x_1) \) \( \frac{y_2-y_1}{x_2-x_1} \) 2点が既知のとき
一般形 \( ax + by + c = 0 \) \( -a/b \; (b \neq 0) \) 常に使える(垂直線含む)

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